私に必要なのは安心感でした。

彼は高校からの友達。
遊び友達の一人だったのですが、「前から好きだった」って出会って2年目くらいに告白されました。
その時は別の人と恋愛中だったし、正直タイプではなかったので「ごめんなさい」とお断りしました。

当時の私は、顔はやんちゃでちょっと悪そうな感じだけど中身は優しくて男前、身長は180センチ以上に憧れていましたからね。
でも私って好きになると相手を追いかけるタイプで、自分のものにするためにあの手この手をつくしていました。
実際にそれで私は映画の「先生」に憧れてホントの先生とも付き合ったことがあります。
でもそうやってつきあい始めても、だんだん大事にされている感じが薄くなっていくんですよね。
特に見た目が好みすぎると、相手がだんだん余裕を持ちはじめるんです。

別れる前には何日も連絡がとれなくなったり女の影がちらついたりと、メンタル的にもかなり追い込まれました。

恋愛を経験するうちに、見た目から恋に落ちるのは良くない、もっと私を大事にしてくれて、価値観が合う人がいいと思うようになりました。
顔で選んだ人とは長続きしない、恋愛に必要なのは安心感だと気づきはじめました。

そんな私のそばにずっといてくれたのが今の彼です。
愛されている方が恋愛はうまくいくことを実感したのは、彼とつきあい出してから。
彼は私のことをすごく尊重してくれます。愛情深く、思いやりにあふれた人です。

お互い同じ体育会系でサービス業だからノリも合うし、仕事の相談もできる。
物事を引きずらない大人だから、ケンカしても30分で仲直りできる。
何より友達時代から尊敬できる部分が多い人でした。

友達期間が長かったこともあるのでしょうか、つきあってすぐに結婚を意識するようになりました。
共有してきた長い時間もあったと思うけど、お互いの生きてきた感覚がそばにいて心地よいのです。

4年くらいつきあった前の彼とは先が見える感じがしませんでした。
時間がたつにつれて二人の価値観にずれが出たり、雑につきあっている感じがしていました。
前の彼は、見た目は最後まで好みだったけど、なんかこの人じゃないなって思って別れました。

今の彼とは呼吸する感覚も安心感があるんです。
彼の実家のご両親の雰囲気もうちとそっくり。
将来は家の両親みたいな夫婦になるんだろうなって思うとちょっと複雑なんですけどね(笑)
子供のことも具体的に考えることができて、早くその日が訪れるといいなと願うようになりました。
できれば29歳で子供を産みたいから、結婚を決める日も近いと思います。

理想と現実のプロポーズの結果

プロポーズは、結婚を申し込む一大イベントである。
そしてその形は様々あるし、人に「理想のプロポーズは?」と聞けば、
サプライズが良いとか、お家の中でや、夜景の見えるレストランとか、色々な理想を誰もが抱えてるはず。

私だって、理想はあった。
だけど、理想通りであれば幸せかと言えば、現実はそんな事ない。

私が最初に結婚を意識したのは、初めて男性と同棲をした時。
結婚なんて考えてもいなかった。
それなのに、男性の母親が「早く孫に会わせてね」と言ってきたのだ。
それもまだ同棲して3ヶ月という時期に、しかもプロポーズさえされてないのに。
重荷となりその2ヶ月後に破局した。

その次に付き合った男性とは、遠距離恋愛だった。
自分でお店を経営してる人で、ちょっと我儘な男性だけど、「将来一緒にお店を手伝って欲しい。嫁として。」と遠距離恋愛中の電話越しのプロポーズに、私は心を弾ませ、結婚してもいいなと心から思った。

だけどそれから一向に結婚の話が進まない。私が彼の元へ引越すという計画を立ててたのに、彼は一人暮らし用の部屋から出ようとしない。
口では将来の夢の話は出るのに行動は正反対。
結局は喧嘩となり、そのまま破局となった。

そして、次に付き合ったのは、30代後半のバツイチの男性。
結婚に失敗はしてるものの、将来は子供がいる家庭が欲しいと夢見てるため、結婚願望はあるみたいだった。

だけど待っても待っても、プロポーズの言葉が来ない。
一緒に生活するようにもなったし、誕生日やクリスマスを2度見送ったが、一向にプロポーズしてくれない。
彼も私も、お互い年齢を気にする年なのに、結婚の気配が無い。

私はもう待ちきれなくて「一体いつになったらお嫁にしてくれるの?」と怒ったのだ。
彼は驚いたように「結婚するよ。でもまだ待ってくれ。タイミングがあるだろう?」と。

仕方なく、私はもう1年待つが、まだ結婚の気配が無い。
「今度の夏の連休に、私の実家に行こう。そこで娘さんを僕に下さいと言って!そしてその次の私達の記念日に入籍するの。」

なんとも強引にスケジュールを立てて、それを押し付けた所、「分かったよ。」と結婚を承諾したのだ。

可愛げのない、逆プロポーズである。
理想とはほど遠い、切ないくらいの逆プロポーズとなり、そして彼は夫となった。

理想に当てはまれば、それが幸せを保証してくれるわけでも無く、また今は女が待つ時代でも無くなったみたい。

理想のプロポーズと、
現実のプロポーズは、
全く違うものにはなったが、

それでも今の私は、幸せである。