理想と現実のプロポーズの結果

プロポーズは、結婚を申し込む一大イベントである。
そしてその形は様々あるし、人に「理想のプロポーズは?」と聞けば、
サプライズが良いとか、お家の中でや、夜景の見えるレストランとか、色々な理想を誰もが抱えてるはず。

私だって、理想はあった。
だけど、理想通りであれば幸せかと言えば、現実はそんな事ない。

私が最初に結婚を意識したのは、初めて男性と同棲をした時。
結婚なんて考えてもいなかった。
それなのに、男性の母親が「早く孫に会わせてね」と言ってきたのだ。
それもまだ同棲して3ヶ月という時期に、しかもプロポーズさえされてないのに。
重荷となりその2ヶ月後に破局した。

その次に付き合った男性とは、遠距離恋愛だった。
自分でお店を経営してる人で、ちょっと我儘な男性だけど、「将来一緒にお店を手伝って欲しい。嫁として。」と遠距離恋愛中の電話越しのプロポーズに、私は心を弾ませ、結婚してもいいなと心から思った。

だけどそれから一向に結婚の話が進まない。私が彼の元へ引越すという計画を立ててたのに、彼は一人暮らし用の部屋から出ようとしない。
口では将来の夢の話は出るのに行動は正反対。
結局は喧嘩となり、そのまま破局となった。

そして、次に付き合ったのは、30代後半のバツイチの男性。
結婚に失敗はしてるものの、将来は子供がいる家庭が欲しいと夢見てるため、結婚願望はあるみたいだった。

だけど待っても待っても、プロポーズの言葉が来ない。
一緒に生活するようにもなったし、誕生日やクリスマスを2度見送ったが、一向にプロポーズしてくれない。
彼も私も、お互い年齢を気にする年なのに、結婚の気配が無い。

私はもう待ちきれなくて「一体いつになったらお嫁にしてくれるの?」と怒ったのだ。
彼は驚いたように「結婚するよ。でもまだ待ってくれ。タイミングがあるだろう?」と。

仕方なく、私はもう1年待つが、まだ結婚の気配が無い。
「今度の夏の連休に、私の実家に行こう。そこで娘さんを僕に下さいと言って!そしてその次の私達の記念日に入籍するの。」

なんとも強引にスケジュールを立てて、それを押し付けた所、「分かったよ。」と結婚を承諾したのだ。

可愛げのない、逆プロポーズである。
理想とはほど遠い、切ないくらいの逆プロポーズとなり、そして彼は夫となった。

理想に当てはまれば、それが幸せを保証してくれるわけでも無く、また今は女が待つ時代でも無くなったみたい。

理想のプロポーズと、
現実のプロポーズは、
全く違うものにはなったが、

それでも今の私は、幸せである。